【MS】小田原1000人プロジェクト（Gomen's × Suman's)

小田原を中心に活動しているアコースティックデュオ、ゴメスマという愛称の「Gomen's × Suman's（ゴメンズスマンズ）」をご存じでしょうか。神奈川新聞にも大きく取り上げられたこともあるので、名前だけは知っているというかたも多いことでしょう。２０代の露木希来（まりく）君と坂田健二君の若い二人です。

彼らは、去る2月20日（土）に小田原市民会館で「小田原1000人プロジェクト!!」というライブを行いました。1年かけて、「小田原市民会館の大ホールをいっぱいにするぞ！」という意気込みのもと、コツコツと1枚1000円のチケットを、地道に手売りしてきたのです。
市内はもちろん、さまざまな場所で行われるイベントの大小関わらず出演し、イベントを盛り上げながら自らをアピールしてきました。そんな彼らの努力が果たして報われるのか、とても心配でした。
そして、ライブ当日。私も発売を開始したその日に購入したチケットを手に、市民会館へ走りました。あんなに楽しみにしていたのに、あろうことか仕事の都合でライブのスタートに間に合わなかったのです。
彼らは、心労もあったのでしょう、ライブ前日のちょっとやつれた姿を見ていた私は「市民会館の大ホールのドアをあけて、空席ばかりだったらどうしよう」と、本当に心配でした。

そして、ドキドキしながら、彼らの美しいハーモニーとギター演奏が漏れ聞こえてくる大ホールのドアを開けました。

「あ・・・、席が、無い・・・」

そこは、満席状態だったのです！
うれしさで立ちすくんでいると、立ち見席に露木君のお父さんがいるのに気づきました。どんな思いが巡っていたのでしょう、食い入るようにステージを見守っているその姿に、不覚にも私は涙を流してしまいました。

ステージはこれからの彼らの活躍を約束するような、すばらしいものでした。
みなさんも、ぜひ、がんばっている彼らを応援してあげてください。

3月27日（土）に、ロビンソン百貨店のキャニオンで開催予定の「無尽蔵プロジェクトキックオフイベント・小田原スタイルＥＸＰＯ 2010」に、ゴメスマの二人も出演予定です。彼らのステージは午後2時前後でしょう。

元気いっぱいの美しいハーモニーをぜひ楽しんでください。

※開成町の新しい小学校（開成南小学校）の校歌には、彼らが作った作品が選ばれています。